知泉的:語源&由来辞典
たばこ(煙草)
・ナス科の多年草。一般的に葉を乾燥させ発行させて作った嗜好品を言う。

【語源&由来】
16世紀初頭に南アメリカからスペインに持ちこまれ世界中に広まったもの。
スペイン語で「薬草」を意味する「タバコ(tabacco)」に由来する。
説として南米にある「トバコ島」に由来する、あるいは南米の先住民族の言葉ともいわれるが、説としては弱い。
その後「tabaco」として、ポルトガル経由で安土桃山時代に日本に南蛮貿易によってもたらされ、慶長年間(1596〜1615年)に日本でも栽培が開始されている。

【メモ】
☆漢字表記ではその使用法を当てた「煙草」が一般的だが「莨」とも書く。
☆女性のヘビー喫煙家の元祖は豊臣秀吉の側室・淀君。彼女は残された文献に「極度のニコチン中毒で一日中手放すことが出来ないチェーンスモーカー。その酷さを見かねた秀吉が『煙草禁止令』を出した」と書かれてる。
☆江戸時代にあった職業「チンコキリ」。仕事内容は葉タバコを刻む事、そしてその職人をそう呼んでいた。漢字で書くと「賃粉切」。賃金を貰って粉にするという意味。

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【関連項目】
知泉の雑学本

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