知泉的:語源&由来辞典
たまご(卵・玉子)
・鳥・魚・虫などの雌が産む、殻や膜に包まれた生殖細胞。孵化してその生物の子が産まれる。

【語源&由来】
古くは「子(こ)」だけで卵を意味していたが、言葉として混乱することから球体である事から「玉(たま)」と付けた。
「玉子」の表記が登場するのは室町時代だが、この時代はまだ俗語扱いで、正式に「たまご」が使われるようになるのは江戸時代から。

【メモ】
『伊勢物語』の中では「鳥の子を十づつ十は重ぬとも思はぬ人をおもふものかは」と書かれているのが「鳥の子」だけではタマゴなのかヒナなのか判りにくい。
そこから「殻に入った子」ということから『殻子(かひご)』という呼び方もあった。その時に「かひご」を意味する「卵」という漢字が誕生している。その後「タマゴ」という呼び方が一般的になった際、「卵(たまご)」となった。

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【関連項目】
知泉の雑学本

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