知泉的:語源&由来辞典
氷柱(つらら)
・雨雪などの雫が棒状に凍ったもの。

【語源&由来】
古い文献で「氷柱(つらら)」とあるものは板状のもの。現在言う氷柱は古語では「垂氷(たれひ)」と表現されている。
古語の意味のつららの語源は「滑滑(つらつら)」という表面の滑らかさから来ている。
1603年にイエスズ会が書いたポルトガル語での日本語辞書『日葡辞書(にっぽじしょ)』には「Tcurara:軒端に垂れ下がっている氷の蝋燭(ろうそく)」と書かれており、室町時代辺りから現在の意味のつららとなっているらしい。
漢字表記はそのまま漢語『氷柱(ひょうちゅう)』につららという読みをくっつけた当て字。

【メモ】
『源氏物語』末摘花の帖では「朝日さす軒(のき)のたるひはとけながらなどかつららの結(むす)ぼほるらむ」とたるひとつららが同時に描かれてる。

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【関連項目】





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