知泉的:語源&由来辞典
手当て(てあて)
・仕事に対する報酬。
・病気や怪我の処置。

【語源&由来】
ここで言う「手」は仕事をする人、その手を意味する「人手」のこと。労働力=人手ということでそれが不足した場合は「人手が足りない」となる。
室町時代に作業の要員として「人手」という言葉が使われ始めている。その作業員を仕事の箇所に配置することをかつては「手当てを置く」と表現した。
それが江戸時代の終わり頃に労働への対価として処置するという意味で、それぞれの作業員に当てたお金が「手当て」となっていった。

【メモ】
怪我などの処置を「手当てをする」と呼ぶようになったのは、賃金の意味で「手当て」が使われるようになった以降で、明治時代からだとも言われる。
「手当て」という言葉に「処置する」という意味が付いたことから、怪我人を処置するという意味で使われ始めたもの。怪我などの患部に手を当てるというワケでは無い。

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【関連項目】





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