【語源&由来】
英語『philosophy』の訳語として作られた和製漢語。
明治時代は西洋の書物の中にあったその単語は「理学」「窮理学」「性理学」と訳されていたが、明治時代初期に西周(にしあまね)が、まず最初は「希哲学」と訳した造語。
「希」は望む・愛するという意味。「哲」は道理をわきまえるという意味。
知を愛して研究する学問であるために「希」を掲げていたが、西周は明治6年の『生性発蘊』の中では「哲学」と書き、さらに明治14年の『哲学字彙』の中では「philosophyの訳語は哲学だ」と記載している。
そしてそれ以降は「哲学」という言葉で定着していった。
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