知泉的:語源&由来辞典
手拭い(てぬぐい)
・手や顔、身体などを拭く布。

【語源&由来】
平安時代に書かれた『和名抄』の中には「手巾 太乃古比」とあるように『手巾(たのごひ)』だった。
この「た」は「手(て)」を使った複合語の際の用例で、「のごひ」は「拭う(ぬぐう)」の古語形。
この時代のたのごひは神事に使われる布。

【メモ】
室町時代の『虎明本狂言・煎物』の中では「てぬぐい」という記述が現れてくる。
1603年にイエスズ会が書いたポルトガル語での日本語辞書『日葡辞書(にっぽじしょ)』では「Tenogoi(テノゴイ)」とあり「手や顔を拭うタオル」と書かれている。江戸時代の始まりの段階ですでに手拭いは現在と同じ用途になっている。

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【関連項目】





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