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知泉的:語源&由来辞典
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名残(なごり)
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・物事が終わり過ぎ去った後に残る気配や影響。
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【語源&由来】
海の波が打ち寄せ、引いた後に砂が濡れるなど痕跡を残す「波残り(なみのこり)」に由来するとされる。
奈良時代に「なみのこり」が「なごり」に変化したと思われるが、当時は「余波」と当てており『万葉集』などにも登場する。
その言葉が人との別れを惜しむ言葉になったのは平安時代以降で、そこから形容詞化した「名残惜し」という言葉も誕生している。
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【メモ】
1975年にイルカが歌って大ヒットした「なごり雪」によって「なごり雪」という言葉が一般化したが、これは作詩作曲をした伊勢正三(かぐや姫)の造語。最初「名残の雪」と考えていたが字数の関係で「なごり雪」にしたもの。
発表当時は「そんな言葉はない」と批判する人もいたが、2013年に日本気象協会が選ぶ「季節のことば36選」にあげられるほど市民権を得た言葉になった。
あああ |
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【関連項目】
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