知泉的:語源&由来辞典
にそくさんもん(二束三文)
・数が多くても値段が非常に安く値打ちがないもの。

【語源&由来】
(1)かつて「二足三文」と書かれており、江戸初期に売られていた「金剛草履(こんごうぞうり)」の値段が二足で三文の値段だったことに由来するといわれる。
「金剛草履」は藺草(いぐさ)や藁(わら)で作られた大型で丈夫な草履だったが、安物の代表格だったとも。
という説がよく知られているが、草履の逸話は後付けだとも考えられている。

(2)二束(ふたたば)でも三文という安い値段でしか売れないものを意味したという、言葉どおりの意味と言われている。
三文は値段のことではなく「三文芝居」「三文判」など「くだらないもの」「粗末なもの」という意味に使われる言葉。

【メモ】


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