知泉的:語源&由来辞典
ぬた(饅)
・魚介類・野菜などを酢味噌で和えた料理。

【語源&由来】
酢味噌のとろりとした感じが「沼田(ぬた)」を連想させることからの命名。
「饅膾(ぬたなます)」の略称。
この料理名は室町時代あたりから見られ、その当初は酢味噌だけに限定せず、ぬるぬるした食感・見た目の料理を「ぬた」と呼んでいる。
1603年にイエスズ会が書いたポルトガル語での日本語辞書『日葡辞書(にっぽじしょ)』では「Nuta:Namasuなどを調理するのに用いる一種のソース、または酢づけ汁」と書かれている。

【メモ】
酒粕で和えた「粕饅(かすぬた)」や、大豆などを煮潰したもので和えた「豆饅(まめぬた)」などのバリエーションもあり、山形県の名物「ずんだ」も「豆饅(まめぬた)」の一種。

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【関連項目】





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