知泉的:語源&由来辞典
ねこばば(猫糞)
・拾った物などを警察などに届けずに自分の物にしてしまう、拾得物隠匿罪の事。

【語源&由来】
諸説あり特定されていないが江戸時代後期に登場した語。
(1)漢字で書くと「猫糞」いわゆる猫のウンチの事を差す。
猫の習性として、砂地などに排泄物を出した後、後ろ足で砂をかけて隠してしまう。そして素知らぬ顔をしてその場を立ち去ってしまうことから、この名前が付いたとされている。
式亭三馬の『浮世床』にも「直(ぢき)に五日ばかり過ぎたら帰(けえ)さうといふ筈が、けふで一月(ひとつき)になるが猫糞さ」と書いてある。
この説が現時点でほぼ確定しているのですが、それに異を唱える説もあります。

(2)江戸時代中期に本所に住んでいた無類の猫好きの老婆説という物もある。
この老婆が異常なほどの欲張りで、他人の物でも勝手に自分の物にしてしまうし、拾った物は当然の様に自分の物にすると言う事から欲張る事を「猫婆」と言うようになった。
(3)ある偉い人物が歩いている最中に猫の糞を踏んでしまったのだが、そんな事が無かったかのように隠していた事から言われ始めたと言う物もある。この偉い人が「徳川吉宗」だとか「徳川綱吉」だとかいろいろな説がある。

【メモ】


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【関連項目】





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