知泉的:語源&由来辞典
ねじ
・物を締め付ける際に用いる、らせん状の溝がついた金属。

【語源&由来】
「捻る・捩る(ねじる)」という上一段動詞、「捻づ・捩づ(ねず)」という上二段動詞の連用形が名詞の形に変化したもの。
螺旋状、渦巻き状という意味で機械の動力になるゼンマイや、ゼンマイを巻く装置もネジと呼ぶことがある。
漢字表記は螺旋状であることから「螺子」、ねじることから「捩子」「捻子」とも書かれる。

【メモ】
ネジ頭は最初マイナスしか無かったが、1935年に米フィリップス社が「プラスねじ」を開発し、特許を取っている。
日本では戦前までマイナスしか知らなかったが、第二次世界大戦中に本土に墜落したアメリカ軍の飛行機を解体してはじめてプラスねじの存在を知った。

マイナスねじとプラスねじ、どちらを作る方が楽かと言うと、単純にマイナスねじの方が楽かと言うとそうでもない。
マイナスねじは、溝をつけて、頭を平らにするという2工程が必要だが、プラスはプレス機で1工程でつくれるため、コストはマイナスの3・4割で済むという。
もちろん、マイナスも機械化できなくはないが、プラスの方が、ドライバーが滑りにくい、自動締めつけ機にも対応しやすいなどの利点があり、需要が多い。現在、マイナスのシェアは1・2割程度だという。

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【関連項目】





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