【語源&由来】
本来「根掘り」という園芸用語があり、樹木の根まですべてを掘り取ることを意味する、文字通りの言葉だった。
全てを掘り出し移植する時に使うことから、それが転じて「何もかも全て」という意味が発生し、さらに根だけではなく葉っぱもと強調する言葉に変化していった。
根と葉を組み合わせた表現として「根も葉もないウワサ」などがあり「根っから」という言葉に葉を加え「根っから葉っから」という表現が江戸時代にはあった。
江戸時代後期に書かれた十返舎一九の『東海道中膝栗毛』の中にも「聞きかけたことは、根掘り葉掘りきかんせにゃならんと、云ふたじゃないかい」と出てくる。
|