知泉的:語源&由来辞典
のどぼとけ(喉仏)
・のどの昼間部にある、甲状軟骨が突き出ている部分。喉頭隆起。喉骨(のどぼね)。
・男性が成人になる頃にはっきりと見えるようになる。

【語源&由来】
骨の形状が、仏様が座っているように見えることから、あるいは仏教の修行で座禅を組んでいるように見えることから名付けられたもの。
尊び「咽の仏様」とも言われていた。
江戸時代になって「喉仏」と呼ぶようになったが、それ以前は「結喉(けっこう)」などとも呼ばれていた。

【メモ】
平田篤胤か江戸末期、1811年に著した『志都の岩屋講本』には「扨(さて)其の(その)工合に付いて居る物は、結喉(けっこう)と云ふ物で、俗にのど仏とか云って人を火葬にして見ると、どうか人の居ってゐる形のやうにも見えるから、例の坊主共の杜撰にのどぼとけなどと名を付けた物でござる」と書かれている。

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【関連項目】





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