知泉的:語源&由来辞典
のす(伸す)
・殴り倒すこと。

【語源&由来】
昭和初期(戦前)の不良言葉で流行語。
1930年(昭和5年)の『モダン用語辞典』には「伸す:骨と筋肉と頭と足と全身を殴り伸ばす」と書かれている。
「伸す(のす)」という言葉が「殴る」という意味になったのはおそらく、古い言葉で鮑(あわび)や布などを薄く叩いて伸ばすことを言う言葉なので、そこから「殴る」という意味に変化したのだと思われる。

【メモ】
1929年(昭和4年)に書かれた小林多喜二の『蟹工船』でも「のしちまえ!」という言葉が登場する。

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【関連項目】





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