知泉的:語源&由来辞典
のだいこ(野太鼓)
・素人の太鼓持ち。オベッカを言って権力のある人を持ち上げる人。

【語源&由来】
「野(の)」は洗練されていない事を意味し、素人・アマチュアを指す言葉。
江戸時代も大名家などで主人の近くに仕えて、常に気持ちの良い言葉を投げ掛ける役を「野出頭(のしゅっとう)」と読んでいた。ちゃんとした出頭という役職ではなく、能も無いのに持ち上げようとする浅ましい人間を揶揄して呼んだ。
「野太鼓」は「野」の「太鼓持ち(たいこもち)」という意味で、芸人で幇間と呼ばれる太鼓持ち芸が存在するが、そこまでの芸もなく同じような事をする人を皮肉っていう言葉。

【メモ】
夏目漱石の『坊ちゃん』の中にも「野太鼓」と呼ばれる教師が登場する。

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【関連項目】





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