【語源&由来】
1850年頃にアメリカの女性解放運動家 ブルーマー夫人(Amelia Jenks Bloomer)が「活発な女性のズボン」として考案したもの。
ブルーマー夫人は運動着とは考えておらず、これを履いた上からスカートを着け、裾がめくれても恥ずかしくないズボンとして、女性を解放するための運動の象徴と考えた。
19世紀末頃から運動着として使われるようになり、一般に広まった。
アメリカで「ブルーマー(bloomer)」と呼ばれていたが、日本には大正時代の終わり頃(1920年頃)に女学生の運動着として入ってきて、短くブルマと呼ばれるようになった。
戦後になり徐々に丈が短くなって、その形が提灯に似ることから「ちょうちんブルマ」と呼ばれるようになった。
東京オリンピック前後、スポーツ選手がより動きやすい形としてピッタリした素材で作ったブルマが使うようになり、そこから学校教育の場でもそれが主流となった。
1990年前半に「ピッタリしたものは恥ずかしい」との声を受け、学校の運動着にハーフパンツなどが採用され姿を消していった。
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