知泉的:語源&由来辞典
ふすま(襖)
・唐紙。和室で部屋と部屋を区切るための敷居家具。

【語源&由来】
「ふすま」という語は寝具の「衾(ふすま)」から生まれた語だとされる。
元になった「衾」は平安時代に使われていた掛け布団のようなもので。長方形の一枚の布地。就寝時に体の上に掛けて使うもので、これが後に掛け布団になったと考えられている。
平安時代の寝殿造りでは建物内に細かい部屋がなく、衝立などで仕切った形で個人の空間を得ていた。その中で寝具の「衾」を掛けて敷居にしていたことから、それの発展で「襖」になったと考えられている。
「寝屋」が「衾」で仕切られていることから「衾所(ふすまどころ)」とも呼ばれていました。このことから寝屋という意味で「寝る間(臥す間)」と呼ばれたのが語源となります。

【メモ】


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【関連項目】





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