知泉的:語源&由来辞典
へんとうせん(扁桃腺)
・のどの入り口の両側にある卵形のリンパ腺。

【語源&由来】
江戸時代末期に蘭学医がオランダ語の『amandelen klier』の訳語として考案した。
「扁桃」とはアーモンドのことで、この楕円形の組織がアーモンドの形に似ていることからオランダ語もそこから来ているため直訳的に名付けられたもの。

【メモ】
『解体新書』では「巴旦杏核機里爾(はたんきょうかく・キリイル)」と訳されている。
「巴旦杏(はたんきょう)」とはアーモンドを中国の漢方用語で訳したもの。「核」は実のこと。「機里爾(キリイル)はリンパを意味する「klier」の音訳。
その後、機里爾は宇田川玄真によって「腺(せん)」と訳された。ちなみに「腺」は国字でこのために考案された漢字。

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【関連項目】





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