【語源&由来】
この言葉自体は漢語に古くからあり、「簿」は帳簿のことを意味し、「記」は記入するという意味で、簿記には「帳簿に記入する」という意味しかなかった。
明治七年に太政官達の中で「警察官吏は常に其の姓名を簿記し置くべし」と使われているように「帳簿に記入する」という意味で使われている。
現在のように金銭絡みで使われ始めたのは明治時代中期に、英語の『book-keeping』の訳語として使われ始めたのがキッカケで、福沢諭吉の発案だとされる。
雑学で「簿記は『book-keeping』の音訳で考案された」などとあるのは間違い。
|