【語源&由来】
ポルトガルのお菓子「Bo-lo」で、本来はケーキを主とする菓子の総称とされていたもの。
『和漢三才図会』の中には「かつては捻頭(むながた)、今は保宇留(ボウル)」と呼ばれている事が書かれている。「他に保宇留(ぼうろ)・波留天伊()などと呼ばれている」とも書かれている。
この当時は、小麦粉や水などを混ぜて焼いた菓子で「カステラの一種」とも書かれている。
現在食べられているボーロはまったく別物で、明治時代に考案された「衛生ボーロ」というお菓子のこと。
本来は小麦粉だったが明治時代になぜか片栗粉に変わり、色が白くなったことが健康的だと思われ付けられ、いつしか片栗粉のお菓子のほうがボーロとなった。
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