知泉的:語源&由来辞典
麻雀(マージャン)
・136個の牌を用いて4人で行う室内遊戯。
・日本では「麻雀」の表記で知られるが、中国では「麻将(マーチャン)」と呼ぶ。

【語源&由来】
(1)中国語でスズメを意味する。牌を掻き回す音がスズメの鳴き声に似ていることから。
(2)カードゲームから発展して現在の形になったが、カードの名が「馬弔(マーチャオ)」でそこからマージャンと言う名に転じた。現在の「麻雀」表記は「馬弔」と区別するため。あるいは一索にデザインされている「孔雀(鳳凰)」の図柄がかつては雀だったことに由来する。
一般的に(1)の説が広く知られるが、これは雀の文字が名前にあるために後付けで考えられたものとされている。

【メモ】
日本に麻雀を持ちこんだのは1910年に中国へ英語を教えにいった名川彦作とされている。しかし、その前年に中国旅行をした夏目漱石が「中国人が遊んでいた模様が描かれた象牙と竹を組み合わせた駒を貰った」と紀行文に書いている。
※朝日新聞に明治42年11月19日掲載された「満韓ところどころ」に「部屋の中で四人の男が何やらギャンブルをしていた。将棋の駒ぐらいの大きさで、磨いた竹と象牙を組み合わせた物を並べて勝ち負けを競っていた」と書いている。「この象牙と竹を継ぎ合わせた札を23枚もらってきた」と書かれているが、それが賭博だか何だかわからない遊びとしか書いていない。

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【関連項目】







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