知泉的:語源&由来辞典
マラソン(marathon)
・42.195キロメートル走る長距離走。

【語源&由来】
ギリシアの地名「マラトン(Marathon)」でマラソンに繋がる故事があったことから、その地名を英語読みしたもの。
紀元前450年マラトンの戦場でギリシャ軍がペルシア軍に勝利したということをアテネに知らせるために、兵士フィディピディスが約40kmを走り、その報告をした直後に絶命したとされている。
第1回のオリンピックが開催された時に、フランスの言語学者ミシェル・ブレアルがマラトンの戦いの故事を持ち出し「マラソン」の名を決めたとされ、そのために初のマラソンはマラトン古戦場からアテネの競技場までを走る36.750kmだった。
初期のマラソンは距離は決められておらず、第2回から7回までのオリンピックでは40km前後と曖昧だったが、現在の中途半端な距離になったのは第4回ロンドン大会がキッカケになっている。
この時、42kmという距離でコースを設定していたが、直前になってイギリス王女アレキサンドラが「ゴールをロイヤルボックスの前まで伸ばして」と指令したために伸びてしまったもの。
このことは選手の間で周知されて折らず、イタリアのドランド選手が本来のゴール地点で力尽きて倒れてしまい、それを役員が助け起こしたために失格になってしまった「ドランドの悲劇」という逸話を残している。
1924年の第8回フランスパリ大会で正式な距離を決定した時、これまでの大会でもっとも長かった第4回大会の42.195kmを採用した。

【メモ】
地名マラトンの語源は不明だが、あの地にウイキョウが群生しており、その当時「マラトン(marathon)」と呼ばれていたという説がある。ラテン語で「細かい(mataino)」に由来する花の名で、それが地名の名になったという説。現在はウイキョウはフェンネル(Fennel)と呼ばれている。
逆にマラトンに群生していたのでマラトンと呼ばれていたとも言われている。

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【関連項目】







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