知泉的:語源&由来辞典
湖(みずうみ)
・水をたたえたくぼ地。池や沼より大きなもの。

【語源&由来】

「水の海」の意味。 かつては水が多くある場所はすべて「海」だったが、海水と淡水を区別する意味で、現在の海を「潮海(しほうみ)」と呼んで、淡水の場所を「水海(みづうみ)」と呼ぶようになった。
別の名で淡水ということから「淡海(あはうみ)」という呼び方もあった。
そのように淡水の場所を湖としたが、現在は潮水をたたえた内陸部の場所も湖と呼んでいる。

【メモ】
☆湖と沼・池との定義は様々あるが、沿岸生物が生育できないほどの深さがあること(最深部が5メートル以上)が条件だとも言われる。
北海道の摩周湖はロシアのバイカル湖に次ぐ世界第二位の透明度をほこる湖。だが、行政区分では「水たまり」となっている。
☆かつて摩周湖は皇室御料地で所有権が宮内大臣名義だったが、2001年に所有権問題で農林水産省と国土交通省での湖の定義を果たしていない事から水たまり扱いになってしまった。
☆国土交通省名義では「水源がないものは湖としては認められない」農林水産省名義では「湖面に樹木がないと登記できない」。現在は農林水産省林野庁管轄だが、行政区分では「水のたまっている場所」という扱い。

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【関連項目】







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