知泉的:語源&由来辞典
未亡人(みぼうじん)
・夫と死別した女性。

【語源&由来】
古代中国では夫に先立たれた女性はそれに従って殉じるという決まりがあり、夫と共に死んで墓に入るべきと考えられていたが、死ぬことが敵わず妻だけが生き残った事を恥じる意味で「未だに亡くならない人」として自称した言葉。
日本では平安時代などは夫と死別した後は尼僧になる場合も多かった。
現在はそのような考えは亡くなったが言葉だけが残ったもの。

【メモ】
ただし「未亡人」という言葉が使われるようになったのは明治時代以降。江戸時代は「後家」というのが一般的。
1603年にイエスズ会が書いたポルトガル語での日本語辞書『日葡辞書(にっぽじしょ)』でも「goque」の項しか無い。

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【関連項目】







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