【語源＆由来】
1889年（明治22年）に廃藩置県が施行された時に、「吉祥寺」「西窪」「関前」「境」の4カ村と「井口新田飛地」が合併した際に考案された地名。当時はまだ「武蔵野村」だった。
武蔵の国（現在の東京都・埼玉県・川崎市・横浜市にまたがる広大な地域）に武蔵野という原野があったような感じを受けるが、実際にはこのような地名はそれまで存在せず合併した時に地名を考案する中で『万葉集』にあった武蔵野の地名から取られた。
「武蔵野のをぐきがきぎし立ち別れ去にし宵より背ろに逢はなふよ」
「恋しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出なゆめ 」
「武蔵野の草葉もろ向きかもかくも君がまにまに我は寄りにしを」
など多数。
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