知泉的:語源&由来辞典
虫がいい
・自分に都合のよい事ばかりで、身勝手な様子。 ・ずうずうしい様。

【語源&由来】
かつて人間の体内には本能的な感情を呼び起こす心の核になる「寄生虫(三尸:さんし)」が住んでいると考えられており、それによって様々な気持ちになるとして言葉も多く考えられた。
その「虫」の欲望の赴くままに、人様の迷惑を考えずに行動することを「調子のよい虫」として身勝手なことを言うようになったもの。

【メモ】
体内に住んでいると言われる寄生虫は「三尸(さんし)」と呼ばれ、人間が産まれた時から体内にいて、人が眠っている間に体内から抜け出て、その日に起こった罪悪などを天帝に報告するとも言われている。道教の考えから出ていたもの。
三尸は「三虫(さんちゅう)」とも「九虫(きゅうちゅう)」とも言われる。

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【関連項目】







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