【語源&由来】
中国戦国時代(紀元前403-221年)の法家である韓非の著書『韓非子(かんぴし)』にある言葉から。
楚の国に矛(ほこ・鉾)と盾(たて)を売り歩く商人がいて、矛を売る時には「この矛はどんな盾でも突き刺すことが出来る」と言い、盾を売る時には「この盾はどんな矛でも突き刺す事はできない」と、どちらの商品も素晴らしいと宣伝していた。
その時に客から「ではその矛でその盾を突いたらどうなる?」と聞かれ、返事に困ってしまったという逸話が元になって出来た「論理的に辻褄の合わない事」を意味する言葉となった。
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