知泉的:語源&由来辞典
無尽蔵(むじんぞう)
・無限にあること。いくら取っても無くならないこと。

【語源&由来】
仏教用語。
仏法によって得た無限の功徳(くどく)を有することを、財宝を納めた蔵に例えた言葉。
その後、寺の中に作られた金融機関を「無尽蔵」と称したこともある。
飢餓救済として金銭を蓄えた蔵で、さらに伽藍の修復の資金などにも充てていたものだが、そこから「無尽蔵」の言葉が一般的に知られるようになり、いくら持ち出しても無くならないことの意味となった。

【メモ】
その蔵の資産を元に利息などで運営された組織を「無尽講(むじんこう)」と呼び、さらに民間の互助組織へなり「頼母子講(たのもしこう)」とも言われた。
それらを「無尽」と呼び、明治時代には「無尽会社」となった。
しかし戦後、1951年(昭和26年)に施行された相互銀行法により、ほとんどの組織が「相互銀行」へ転換している。

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【関連項目】







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