知泉的:語源&由来辞典
八百長(やおちょう)
・スポーツなど勝負事で事前に勝敗を示し合わせて勝負をつけること。

【語源】
明治時代、八百屋の店主:長兵衛(ちょうべえ)の通称「八百長」に由来。
八百長は相撲の年寄り「伊勢海五太夫」のご機嫌取りをして商売に繋げようと、囲碁の実力が上なのだがワザと負けていた。しかしそれが発覚したことから、相撲界でわざと負けることを「八百長」というようになったという。
それが時代を経るうちに、示し合わせて勝負することも八百長と呼ぶようになり、さらに相撲以外にも使われる言葉となった。

【memo】
1910(明治43)年1月28日の「報知新聞」には 「一月場所に於いて看過すべからざるは八百長少からざりし事を筆頭とす。此事に就いては好角者間に角力道の前途に悲観の声を聞く事多かりしが...」と書かれてる。
この時は、八百長相撲が増えている事が問題視され、板垣退助が八百長相撲禁止の勤めを出し、それに力士たちが誓約書に署名した事が報じられています。
当時は「八百長」という言葉はまだ一部の人の間で知られた言葉だったのですが、この報道により一般的に知られる言葉になったのです。

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【関連項目】







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