知泉的:語源&由来辞典
結納(ゆいのう)
・婚姻に先立ち、両家の間で金品が交わされる儀式。

【語源&由来】
室町時代の事に結婚の申し込みや婚約の儀式を「言ひ入れ(いいいれ)」と呼んでいたものが変化した語だとされる。 「言い」が「ゆい」に変化して「ゆいいれ」になり、それに漢字を当て「結ひ納れ」となり、それが「結納」となったもの。
別の説では、
(2)昔は物心つかない時に親が将来の結婚を決めていたが、当事者の二人が適齢期になった時、改めて約束をし直す儀式を「約束を結い直す」ということから「ゆいなおし」と呼ばれ、それが「ゆいのう」になったと言う説。
(3)古代中国でも同じようなしきたりがあり、それを 「結納 (けつのう) 」 と呼び、その儀式が日本に入って来て「結納(ゆいのう)」になったという説。
最初の語源でほぼ正しく、(2)(3)の説は却下されている。

【メモ】
4〜5世紀に起源があるとされ、仁徳天皇の皇太子(後の履中天皇)の婚礼に際して婚家に贈り物をしたのが最初だとされる。

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【関連項目】





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