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知泉的:語源&由来辞典
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ユートピア(Utopia)
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・理想郷。想像上の理想を描いた社会。
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【語源&由来】
イギリスの政治家・思想家のトマス・モアが1516年にイギリス社会を批判した社会啓蒙書『ユートピア』で造り上げた造語。
ギリシャ語で「無い(ユウ:ou)」と「場所(トポス:topos)」を組み合わせて「どこにも存在しない場所」を意味する国の名前を考案した。
その本はラテン語で書かれているが、一部の記述でスペルが「Utopia」ではなく「Eutopia」となっている箇所もあることから、本来は「良い(eu)」場所という名前を付けて書いていたのではとも考えられている。
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【メモ】
☆トマス・モアが作った理想郷「ユートピア」では国民は労働の苦労から解放されるために奴隷が酷使されており、戦争をしなくてはいけない場合は他国から傭兵を雇って自分たちは血を流さない。ただし当時の常識として「奴隷は悪いもの」という考えはまったく存在していない。ユートピアとは自分たちに都合の良い理想郷という皮肉で書かれている。
☆トマス・モアは政治批判を繰り返し、最後は処刑されている。処刑された理由は16世紀の王ヘンリー8世の離婚に最後まで反対をした事によるもの。
☆イギリスの哲学者トマス・モアが処刑される時に死刑執行人に対して放った最期の言葉「いいかい、勇気を出してこわがらずに君の務めを果たしなさい。私の首は短い、撃ちそこねないように注意してくれたまえ。君の名誉にかけ」
☆ちなみに韓国第15代大統領だった金大中(キム・デジュン)はカトリック教徒だが、その洗礼名は「トマス・モア」。
あああ |
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【関連項目】
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