知泉的:語源&由来辞典
ヨーグルト(yoghurt)
・発酵乳製品。

【語源&由来】
(1)トルコ語で攪拌(かくはん)するという意味の動詞「yogurtmak」から転じた「yogurt(ヨウルト)」に由来する。
(2)ブルガリア語で酸味を意味する「ザウルト(jaurt)」に由来する。

【メモ】
☆ヨーグルトは紀元前2000年代にエジプトやバビロニアで食べられていた記録が残されている。世界的に話題になったのは19世紀末にロシアの細菌学者・イリヤ・メチニコフが「ブルガリアに100歳以上の老人が多いのはヨーグルトを常食しているから」との研究を発表したことによる。

☆日本にヨーグルトらしき物が入ってきたのは奈良時代だとされている。牛乳を発酵させた食べ物で、当時の貴族が「栄養価が高く、しかも美味しい」と絶賛している。この食べ物のを事を「醍醐」と呼んでいた。
☆「醍醐」というのは天皇の名前や、京都のお寺にもあるが、仏教では最高の真理を意味する言葉。そして「醍醐」のような素晴らしい味を、現在も「醍醐味」と呼んでいる。

☆日本で一番最初にヨーグルトを製造販売したのは、大正6年、広島県のチチヤス乳業。
☆砂糖が入っていないプレーンヨーグルトは、1970年に大阪万博のブルガリア館でプレーンヨーグルトを食べた明治乳業の社長が「日本でもこれを発売しなくてはいけない」と思い立ち、その2年後から発売するようになったもの。

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【関連項目】





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