【語源&由来】
本来は中国の官吏採用試験「科挙」に合格できないことを「落第」と呼んでいた。
科挙は段階を付けて何度も試験をうけて合格して上がっていくもので、これを「次第(しだい)」と呼んだ。そしてこれに合格することを「及第(登第)」と呼んでいた。
そして不合格になることを「落第」と言った。
平安時代に「落第」という言葉が入って来た時に、日本には科挙がないことから「不合格」の意味で使われるようになった。
一般的に使われ始めたのは明治時代で、その時に試験に受からないという意味ではなく、進学する点数に足りずに留年する事を言うようになっていった。
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