知泉的:語源&由来辞典
坩堝(るつぼ)
・本来は物を溶解するための耐火性の容器。
・あらゆる物がごちゃ混ぜにいる状態、興奮熱狂した状態などをも表す。

【語源&由来】
もともと「鋳る壺(いるつぼ)」か「炉壺(ろつぼ)」が変化したものと考えられている。

この「坩堝(るつぼ)」が「興奮の坩堝」や「人種の坩堝」という表現で用いられたのは、1908年にイギリスの劇作家イズレイル・ザングウィルが書いた戯曲の中でアメリカ合衆国のアイデンティティに触れ「様々な人種が混じり合っている」ことを『メルティングポット(melting pot)』と表現した事に端を発している。
この『メルティングポット(melting pot)』の訳が「坩堝」で日本でも使われるようになったもの。

【メモ】
ただし近年は「混ざり合っても融けあうことはない」という意味で「坩堝」ではなく「人種のサラダボウル(salad bowl)」という表現が多くなってきている。

あああ
  

あああ
【関連項目】





前のページに戻るトップページへ