豊臣秀吉

人名と【とよとみひでよし：豊臣秀吉】

豊臣秀吉の豆知泉 †

• 織田信長?が豊臣秀吉を猿とよんでいたという話は脚色で、実際はハゲ?ネズミと呼んでいた。
  脚色したひとも流石にハゲネズミでは気の毒と思ったのかもしれません。

• 秀吉が信長の草履?を温めた話は、講談等のフィクションだとされている。

• 佐賀県の有田焼は豊臣秀吉が朝鮮出兵を行ったとき、九州の大名の鍋島直茂が朝鮮の陶磁器職人を連れてきて、日本で焼き物を作らせたことがはじまりだと言う。

• 初めて西洋の女性用下着を手にしたのは豊臣秀吉。ポルトガル人の献上品に入っていたものだが、残念ながら、その後の使途・行方は不明。

• 豊臣秀吉は片手の指が一本多かったと言われている。
  ※多指症という病気が実際にある。

• 謁見した宣教師フロイスが書き残した文献によると「豊臣秀吉は手の指が六本あった」と書かれている。
  さらに「豊臣秀吉は片方の目に瞳がふたつあり真ん中で重なっている」と書かれている。

英雄、色を好む †

• 「英雄、色を好む」と昔からよく言われますが、それが見事に当てはまるのが豊臣秀吉かも知れません。
  秀吉には正妻の《北政所：きたのまんどころ》が居ましたが、それ以外にも五人の側室が存在しました。
  その5人も凄いメンバーです。
  

• 《淀殿：よどどの（茶々）／浅井長政の娘》
  《松の丸殿：まつのまるどの／京極高吉の娘》
  《三の丸殿：さんのまるどの／織田信長の五女》
  《姫路殿：ひめじどの／織田信包の娘》
  《加賀殿：かがどの／前田利家の娘》
  

• その時代の権力者としては、当たり前の状態ですが、秀吉の場合はさらに、大阪城内には各地より集めた女性達が住んでおり、夜な夜な秀吉の相手をさせられたと言われています。
  
• 当時、秀吉に接見したポルトガル宣教師のルイス・フロイスが書き残した文献によると「秀吉は日本各地に多くの使者を派遣させ、器量のよい少女たちをかき集め大阪城へと住まわせている。その数は300人以上で、それ以外のいくつかの城にも多くの女性を住まわせ、情欲の処理にあたらせている」と書かれています。
  

• この300人以上と言う数は本当かどうかは解りませんが、秀吉が各地に美少女狩りを派遣させていたというのは事実だそうです。
  
• さらに、朝鮮侵攻をしていた時は、諸大名を朝鮮に送り込んだあと、大名の留守宅となった武家屋敷を訪ねて廻り、残された婦人にちょっかいを出したと言うエピソードも残されています。
  

秀吉の死因 †

• しかし疑問に残ることは、それだけ多くの女性と関係を持っていながら、跡継ぎとされるのは《豊臣秀頼：ひでより》だけでした。
  
• その為に、多くの研究者の間では「秀吉は基本的に種なしだったのではないか？　そう考えると秀頼は淀殿が誰かと浮気をした末に出来た子供ではないか？」と考えられています。
  

• それが事実なのかは解りませんが、1598(慶長3)年.5月18日に61歳で息を引き取る瞬間まで、秀吉はたった一人の世継ぎの行く末に気を掛けていました。
  
• その秀吉の死因は何か？と言うと、一部ではセックスのしすぎで体力を消耗して枯れるように死んでしまったと言う人も居ます。
  

• が、最近の研究ではどうやら死因は《胃ガン》だったのではないか？とされています。
  
• 秀吉の体調が思わしくなくなり、床に伏すようになった時、15日も食事がノドを通らないようになり一気に衰弱してしまったのですが、その時、腹が激しく痛んだとされています。
  

• 名医を集めて、当時の最高級の薬を調合しても、薬は効かず、その症状はよくならなかったとされているので、これらを総合して考えると《胃ガン》だったのでは？と言われています。
  

• 秀吉の死は２度目の朝鮮出兵（慶長の役：1597〜1598）の最中で、その訃報により全軍撤退となり、それ以降は朝鮮出兵はなくなった。

更新履歴 †

• 2001.06.21