サウスポー

さ【サウスポー】

8月13日　左利きの日 †

• 左利きのネットワーク（Left-Hander's Club of Ireland）を提唱した人の誕生日、だそうです。

• 関連サイト○JAPANサウスポーCLUB：http://www.webee.co.jp/southpaw/

南の爪 †

• 左利きのことを『サウスポー』と言いますが、この言葉が生まれたのは1880〜1890年頃のアメリカの野球でした。
  
• 基本的には「左利きのピッチャー」の事を差す言葉で、かのピンクレディーの曲名にも「サウスポー」と言う左利きピッチャーを題材にした物もあります。
  

• この言葉を考案したのは、『シカゴニュース』と言うスポーツ新聞の記者ピーター・ダーンだったです。（『ヘラルド新聞』の記者チャールズ・シーモアという説もある）
  しかしこの「サウスポー」と言う言葉を直訳すると「南の爪」と言う意味になるのですが、何故そんな言葉を考え出したのでしょうか？
  

• 実はシカゴ球場の位置関係から考案されたもので、この球場では太陽がバッターの顔を直撃しないようにと、バッターは東から北東向きに立つように設計されています。
  その為にピッチャーは、西か南西に向かって立つようになるのですが、左投げのピッチャーは腕が南側から振り下ろされるようになります。
  
• そこで文学的才能のあったピーター・ダーン記者は、「南：サウス」と、鷹や猛獣などを関連させる為にしばしば「爪：ポウ」と言う言葉が使われていた為に、それを組み合わせた形で「南側に立つ攻撃者」と言う意味で「サウス・ポウ」と言う言葉を考え出したのです。
  

• この表現が面白かったので、流行語として世間一般に広まり、ボクシングなどでも左利きの選手を呼ぶようになり、次第にスポーツ選手に対する言葉から、単純に左利きを刺す言葉としても使用されるようになったのです。
  

サウスポーの豆知泉 †

• 教会の祭壇に立つ司祭の左手が南側にあることから、左利きを「サウスポー」と呼ぶと言う説もある。

• 「ポー」は犬の前足という意味という説もある。

• 左利きのボクサーをサウスポーと言うのに対し、右利きのボクサーをオーソドックスと言う。

更新履歴 †

• 2001.03.04
• 2002.11.18追記