時刻表

し【じこくひょう：時刻表】

日本初の定期発行の時刻表創刊：手塚猛昌 †

• 列車の旅は当然のことながら、明治時代以降の話です。
  当初はほとんど列車に乗ると言う事自体がイベントだったのですが、それが徐々に列車を利用して遠くへ出かけようと言う風潮が出てきました。
  

• そこで誕生したのが時刻表ですが、現在のように定期的に発行される雑誌のような形で時刻表が発行され始めたのは、1894(明治27)年.10月5日の事でした。
  編集人は手塚猛昌で、庚寅新誌社から発行された『汽車汽船旅行案内』と言うB6判サイズ96ページの雑誌で、定価は六銭で月刊だった。
  内容は時刻表・運賃表などが乗っているのは当然として、それ以外にも小説や紀行文などが掲載されサービス精神に溢れたものだった。
  

• この『汽車汽船旅行案内』以前には、鉄道が開業した翌年の1873(明治6)年9月に、停車場内の新聞販売人が扱っていた一枚刷りのチラシのような物が発行されていたことはありましたが、しっかりと発行した物としてはこちらが元祖と言うことになります。
  

• 実は手塚猛昌が『汽車汽船旅行案内』を発行した裏では福沢諭吉がアイディアを出しバックアップしていました。
  

更新履歴 †

• 2000.00.00